見た目に騙されるな!精神的にキツい「胸糞アニメ」10選

アニメ紹介

アニメを見ていて、「ここまでやるの……?」と思ったことはありませんか?

かわいいキャラクターが登場したり、王道ファンタジーやロボットアニメに見えたりするのに、物語が進むと残酷な展開や救いのない現実、衝撃的な真実が明らかになる作品があります。

いわゆる「胸糞アニメ」と呼ばれる作品です。

ただし、胸糞アニメといっても、単純に残酷なだけではありません。

「なぜこんなことになったのか」という背景が丁寧に描かれているからこそ、登場人物の苦しみや悲しさが強く伝わってくる作品もあります。

今回は、そんな見終わった後まで心に残る胸糞・残酷系アニメを10作品紹介します。

※ここから先は作品の重要な展開に触れるため、ネタバレに注意してください。


1. かつて神だった獣たちへ

©めいびい・講談社/かつ神製作委員会

まず紹介するのは、『かつて神だった獣たちへ』。

長く続いた内戦を終わらせるため、「擬神兵」と呼ばれる特殊な兵士たちが生み出された世界を舞台にしたダークファンタジーです。

擬神兵は、人間を超えた力を持つ存在。

彼らの力によって戦争は終結し、平和が訪れます。

しかし、その代償はあまりにも大きなものでした。

擬神兵となった人間は、時間が経つにつれて人としての姿や理性を失い、やがて暴走してしまうのです。

つまり、戦争を終わらせた英雄たちは、平和になった世界で「人間ではない怪物」として恐れられるようになります。

主人公・ハンクも元擬神兵部隊の隊長。

かつての仲間たちが人間としての姿を失っていく中、彼らを葬る旅を続けています。

しかも、ハンク自身にも同じ運命が待っています。

「世界を救った英雄が、最後には人々から恐れられる怪物になる」

この設定だけでも、かなり救いがありません。

戦友との別れや擬神兵たちの過去など、見ているほど切なくなる作品です。

胸糞度:★★★★☆


2. クロスアンジュ 天使と竜の輪舞

©SUNRISE/PROJECT ANGE

ロボットアニメとして知られる『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』。

魔法のような力「マナ」が存在する世界で、主人公・アンジュは第一皇女として何不自由なく暮らしていました。

ところが、ある事実が発覚したことで人生が一変。

マナを使えない「ノーマ」であることが判明し、それまで持っていた地位や生活をすべて奪われてしまいます。

その後、軍事基地アルゼナルへ送られ、ドラゴンと戦うことになります。

ここから物語は、単なるロボットアニメでは終わらない方向へ。

人間同士の対立、差別、裏切りなどが描かれ、さらに物語が進むにつれて世界そのものに隠されていた秘密が明らかになっていきます。

特に印象的なのが、人類とドラゴンをめぐる真実。

「敵だと思っていた存在は本当に敵なのか?」

という疑問が、物語の重要なポイントになっています。

さらに、後半になるほど作品の展開はどんどん予想外の方向へ。

シリアスな世界観の中に刺激的な要素や独特なギャグまで入ってくるため、評価が大きく分かれる作品でもあります。

胸糞度:★★★★☆


3. CLAYMORE(クレイモア)

©八木教広/集英社・「CLAYMORE」製作委員会

ダークファンタジーが好きなら外せないのが『CLAYMORE』。

人間を捕食する妖魔を倒すために生み出された半人半妖の戦士「クレイモア」たちの戦いを描いた作品です。

主人公はクレイア。

妖魔と戦うため、人間離れした力を手にして戦い続けます。

しかし、この世界には恐ろしい秘密があります。

妖魔は単純に「人間を食べる怪物」ではありません。

彼らの存在には、クレイモアを生み出した組織の研究や実験が深く関係しています。

そして物語が進むにつれて、クレイモア自身もまた、組織によって作られた存在であることの意味が重くのしかかってきます。

敵を倒せば終わり、という単純な話ではありません。

戦えば戦うほど、人間と怪物の境界が分からなくなっていく。

そこが『CLAYMORE』の怖さです。

さらに、登場するクレイモアたちは一人ひとり異なる過去や信念を持っています。

特にクレアとテレサの関係は、本作を語るうえで欠かせない要素。

激しい戦闘だけではなく、キャラクター同士の絆や悲劇も大きな魅力になっています。

胸糞度:★★★★☆


4. ゼロから始める魔法の書

©2016 虎走かける/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/ゼロの魔術師団

ここで少し意外な作品を紹介。

『ゼロから始める魔法の書』は、魔術が存在する世界を舞台にしたファンタジー作品です。

獣の姿をした主人公は、人間から恐れられながら生活していました。

そんな彼の前に現れたのが、魔女・ゼロ。

ゼロとの出会いをきっかけに、主人公の運命は大きく変わっていきます。

一見すると、王道ファンタジーの冒険物語。

実際、主人公とゼロが旅をしながら物語を進めていくため、比較的見やすい作品です。

しかし、この世界では魔女や魔術をめぐる争いが起きており、人間と魔女の対立にはかなり重い背景があります。

さらに、獣の姿になってしまった主人公にも過去があります。

「人間ではない存在として生きる」というテーマが、物語の中で重要な意味を持っています。

今回の10作品の中では比較的マイルドですが、世界観を知るほど単純なファンタジーではないことが分かります。

胸糞度:★★★☆☆


5. 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST

© 荒川弘/鋼の錬金術師製作委員会・MBS

「胸糞アニメ」と聞いて、多くの人が思い浮かべる作品のひとつが『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』。

主人公のエドワードと弟アルフォンスは、過去の過ちによって身体の一部、そして肉体そのものを失ってしまいます。

2人は失ったものを取り戻すため、「賢者の石」を探して旅をすることに。

物語自体は王道の冒険ファンタジーですが、そこで描かれる現実はかなり厳しいものがあります。

その代表ともいえるのが、ニーナとアレキサンダーのエピソード

国家錬金術師・ショウ・タッカーの研究を調べる中で、エドとアルはある異変に気付きます。

そして判明する衝撃の事実。

タッカーが作り出したキメラの正体は、エドたちが親しくしていた少女ニーナと、その飼い犬アレキサンダーだったのです。

幼い少女と犬が、錬金術によってひとつの存在にされてしまう。

しかも、その理由が国家錬金術師としての地位を守るためだったというのが、あまりにも重い。

このエピソードは作品序盤に登場するため、

「このアニメ、思っていたよりずっと重いぞ……」

と感じた人も多いはず。

さらに物語が進むと、賢者の石をめぐるさらなる残酷な真実も明らかになります。

胸糞度:★★★★★


6. 翠星のガルガンティア

©オケアノス/「翠星のガルガンティア」製作委員会

ロボット×SF作品として紹介されることが多い『翠星のガルガンティア』。

主人公・レドは、宇宙で人類の敵「ヒディアーズ」と戦っていた兵士。

ところが戦闘中の事故によって地球へ漂着します。

そこでレドが出会ったのは、宇宙で暮らしていた彼にとって未知の文化を持つ人々でした。

地球ではヒディアーズは「クジライカ」と呼ばれ、危険な存在として扱われています。

しかし、物語が進むと衝撃的な事実が判明します。

ヒディアーズの正体は、かつての人類が生み出した存在だったのです。

つまりレドは、宇宙で「人類の敵」だと思って戦っていた存在の正体を知らないまま、戦い続けていたことになります。

敵だと思っていたものが実は人間だった。

この事実によって、これまでの戦争そのものの意味が変わってしまいます。

異文化交流や少年の成長を描く作品でありながら、SF作品らしい重いテーマも持ち合わせています。

胸糞度:★★★★☆


7. 新世界より

©貴志祐介・講談社/「新世界より」製作委員会

「伏線がすごいアニメ」としても評価されている『新世界より』。

舞台は約1000年後の日本。

そこでは、人間が「呪力」と呼ばれる特殊な力を持っています。

主人公たちは閉鎖的な町で暮らしながら成長していきますが、ある出来事をきっかけに、それまで当たり前だった日常が少しずつ崩れていきます。

そして本作の恐ろしさは、世界の仕組みそのものに隠された真実

作中に登場する「バケネズミ」と呼ばれる生物にも、想像を大きく裏切る秘密があります。

人間とはまったく異なる姿をしている彼ら。

しかし、その存在の背景を知っていくと、

「この世界では一体何が起こっているのか?」

という疑問が次々と浮かんできます。

さらに、旧世界や暗黒時代に何があったのか、なぜ現在の社会が作られたのかなど、多くの謎が張り巡らされています。

序盤だけを見ると静かなSFファンタジーですが、後半になるほど世界の闇が見えてくる作品です。

胸糞度:★★★★★


8. 機動戦士ガンダム 水星の魔女

© サンライズ・MBS

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は、従来のガンダム作品とは少し違ったスタートを切った作品です。

女性主人公・スレッタを中心に、学園を舞台とした物語が展開。

序盤は決闘や学園生活、人間関係などが中心で、比較的明るい雰囲気もあります。

しかし、物語が進むにつれて少しずつ作品の本性が見えてきます。

特に衝撃的なのが、ガンダム・エアリアルをめぐる秘密

エアリアルには、物語の核心に関わる重大な秘密が隠されています。

さらに、主人公の母親であるプロスペラの目的や、ガンダム技術をめぐる問題などが明らかになるにつれて、物語はどんどん重くなっていきます。

前半の学園ドラマからは想像できないほど、後半にはシリアスな展開が増えていく。

そのギャップも『水星の魔女』の魅力です。

胸糞度:★★★★☆


9. 呪術廻戦

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

高い人気を誇る『呪術廻戦』も、かなり精神的にきつい展開が多い作品です。

主人公・虎杖悠仁は、ある出来事をきっかけに呪いの力を取り込み、呪術師たちの世界へ足を踏み入れることになります。

序盤は仲間たちとの交流や修行、呪霊との戦いなど、王道バトルアニメらしい展開。

しかし、本作では**「人間の命が簡単には救われない」**という現実が何度も突きつけられます。

特に印象的なのが真人という存在。

真人は人間の魂に干渉する能力を持っており、人間をまるで玩具のように扱います。

その能力によって、人間だったものが異形へと変えられてしまう場面も。

「倒すべき敵だから倒す」という単純な構図ではなく、敵によって人間の尊厳そのものを踏みにじられる展開があるため、かなり精神的にきます。

さらに主要キャラクターであっても、安心して見ていられないのが本作の怖いところ。

胸糞度:★★★★★


10. メイドインアビス

©つくしあきひと・竹書房/劇場シリーズ「メイドインアビス」製作委員会

最後に紹介するのは、『メイドインアビス』。

かわいらしいキャラクターデザインと、美しい世界観が印象的な作品です。

そのため、最初は冒険ファンタジーとして気軽に見始める人もいるでしょう。

しかし、この作品は見た目だけで判断してはいけません。

物語の舞台となる巨大な大穴「アビス」には、さまざまな危険が存在します。

そして物語が深くなるほど、登場人物たちは想像を絶する残酷な現実に直面することになります。

特に印象的なのが、ミーティやプルシュカをめぐるエピソード。

アビスの探窟や実験によって、普通の人間では考えられないほど悲惨な運命をたどるキャラクターが登場します。

さらに、ボンドルドによる実験など、「かわいい絵柄だから大丈夫」という先入観を完全に裏切る描写が続きます。

美しい世界の中で、とんでもなく残酷な出来事が起こる。

このギャップこそが、『メイドインアビス』最大の特徴のひとつです。

劇場版『メイドインアビス 深き魂の黎明』は特に刺激の強い内容となっているため、視聴する際は注意が必要です。

胸糞度:★★★★★


胸糞・残酷さが特に強いアニメTOP10

今回紹介した作品をまとめると、以下のようになります。

順位作品胸糞度
1位メイドインアビス★★★★★
2位鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST★★★★★
3位新世界より★★★★★
4位呪術廻戦★★★★★
5位クロスアンジュ 天使と竜の輪舞★★★★☆
6位かつて神だった獣たちへ★★★★☆
7位CLAYMORE★★★★☆
8位機動戦士ガンダム 水星の魔女★★★★☆
9位翠星のガルガンティア★★★★☆
10位ゼロから始める魔法の書★★★☆☆

※ここでの「胸糞度」は作品の面白さではなく、残酷な展開・救いのなさ・精神的なダメージ・衝撃的な真実などを総合して判断しています。

まとめ

今回は、見ていて精神的にきつい「胸糞・残酷系アニメ」を10作品紹介しました。

中でも、

「見た目とのギャップ」なら『メイドインアビス』

「序盤から強烈なトラウマ」なら『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』

「世界の真実が怖い」なら『新世界より』

「敵のやっていることがエグい」なら『呪術廻戦』

と、それぞれ違ったタイプの胸糞要素があります。

ただ残酷なだけではなく、**「なぜこんな世界になったのか」「なぜ登場人物はこんな運命を背負っているのか」**まで描かれている作品が多いのもポイント。

だからこそ、胸糞なのに続きが気になってしまう。

「精神的に重いアニメを見たい」「ただ怖いだけではなく、ストーリーもしっかりした作品が見たい」という人は、今回紹介した作品から選んでみてはいかがでしょうか。

ただし、『メイドインアビス』や『新世界より』などは、かわいい絵柄やタイトルだけで判断すると痛い目を見る作品なので、視聴前に作品の雰囲気を確認しておくことをおすすめします。

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